人形の微笑
「今、コルトに聞いたでしょう。私が貴方を殺さなければ、私は殺されると」
「よく話が分からないけど………まぁ、そうみたいだな」
「貴方は今から、死にたくないと思う私に殺されるかもしれないんです。
それなのに……なぜ貴方は、私を抱きしめようとするんですか…!!」
もう一度、と伸ばされた手を拒みながら、リリスは激昂する。
理解できなかった。
どうして、自分を殺そうとしている人間をそこまで簡単に信じられるのか。