人形の微笑
「えぇぇ!?」
さすがの脳天気クロアも、その発言には絶句した。
しかしリリスは睨みつけたまま、さらに言葉を紡いでいく。
「本能を制御できず、性欲にまみれた行動しかできないなど……
一国の王子として……いいえ。
一人の人間として恥ずかしくないのですか?」
「いやリリス、これは事故で、」
「その事故は、何が発端で起こつたんですか?」
「……………………」
自分が原因だと分かっているクロアは、もう何も言えない。
眉を八の字にたらし、
「ごめんなさい……」
と素直に謝罪した。