蜜柑色の淋檎【短篇】

“特別”な出逢いだった。

同僚に誘われて渋々行った会場で彼女を見つけた。

知人が自費で行っている映画の試写会。

素人同然の若造の創った映画なんかには、全く興味のなかった俺は、「論文のサポートをする」と言う同僚の言葉に負けたのだ。


俺は大学病院の研究室に勤務していた。
論文の作成には猫の手も借りたい位だった。

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