君に、この声を。



10時45分。


結構寝たなぁ、今日は。

ま、今日は部活もないし、ゆっくり寝れるか。

合唱だって――




ガタンッ




勢いあまって飛び起きたら、ベッドで足を打った。

窓から差し込む光がまぶしい。



今日は、合唱の練習じゃんっ!



急いでベッドから抜け出し、パジャマから体操服に着替える。


やばい、完璧な遅刻だ。

しかも、数分じゃなくて1時間以上。


着替え終わるなり、楽譜をカバンに投げ入れて部屋をでようとした。



< 6 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop