青空からの贈り物。 〜君が教えてくれたこと〜
「わ、悪ぃ」
「い、いえ」
数秒間、無言で目を合わせていたけど、男子さんが目を逸らして立ち上がったことで、私も男子さんから視線をずらした。
「って、お前危ないから退けって言ったろ! …ま、いきなり落ちてきた俺が悪いんだけども」
ばつの悪そうな顔で言う彼に、私は混乱する。
…そうだ。
どうして、この人は……
「な、何で、空から…?」
空から、落ちてきたんだ!?