先輩と後輩、そして私
「南海ちゃん、ゴメン・・・迷惑だった?」



そ、そんな可愛い顔して言われたらなんも言えないじゃないですか。

とりあえず、首を横に振って、迷惑じゃなかった。と伝えた。


その後、髪を耳にかけ、ピアスを見せた。




「あ、つけてくれてるんだ!
やっぱ、南海ちゃんに似合ってた。」



先輩が触った耳に全神経が集まる。



自分で顔が赤くなるのがわかる。


私の心のドキドキとは反対に先輩は



爽やかな笑顔。



先輩にとっては・・・どーって事なさそう。




「南海ちゃん、可愛いね」




そう言った後の先輩の顔は少し赤かったような気もした。


けれど、すぐに




「教室戻ろっか?」




いつもの無邪気な笑顔に変わった。



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