Sieru~愛犬と愛しの先輩~



「悠梨かーぇろう」


「っわ!ビックリするじゃん」


「よし、行くよー」



いつもどーり。いつもどーり、だったはず

なのに……



「───…ちょっと待って」



あたしが足を止めると、目の前の光景を見て怜衣も止まってくれた



「ど…どうする?」


「ごめん、分かんない」



そう目の前の光景はヤンキーがたむろしていたのです


まだ同学年だったらマシだど、生憎先輩…


本当にヤンキーだけは苦手なの…




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