チッサイ、オッサン
「そこまで知らねぇもん。まぁ、そのうちいなくなるんじゃね?」


あんまりサックリ言う近藤にあんぐり口を開いた俺は、最も心配なことを聞いてみた。


「俺がこれから一生佐々木さんと暮らす可能性は……?」


近藤がファミレスの明るい天井を仰ぎ、組んだ両手を首の後ろに持っていく。


「うーん、ないとは言い切れないかもなー?」


「そんな!この先俺に彼女ができてラブラブになっても、もしその彼女と結婚して甘い新婚生活が始まっても、ずっと佐々木さんと3人暮らしなわけ!?」


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