小さなラブレター。

せっけんの香り



「はよー、歩!!」
「…はよっ。」
「どうした?何か考え事か?」
「別に、ただ涼がうるさいなと思っただけだけど…」
「歩くん…冷たいなぁー!!」


朝からテンションの高い涼。
一方、俺は昨日のラブレターのことがずっと気になってた。
気になってることは1つ。


誰からの手紙か。


返事も何も、相手が誰だかわからなければ意味がない。
ただのイタズラかもしれないし、本当にラブレターなのかもしれない。
そう考えるだけで……


「疲れた…」


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