好きになっても、いいですか?

(宇野さん――――宇野麗華は、望みがゼロに等しいのにも関わらず、あの藤堂純一に想いを寄せている。

それはこの数年、同じ職場に居ればすぐにわかること。


私は別に、藤堂純一になんて興味ないわ。

まぁ、確かにいいオトコではあるけどね。


ただ、その藤堂純一と取引関係にある、膨大な会社の重役。

私はそこに興味があるの。


宇野麗華は確かに仕事は素晴らしい、先輩。


だからこそ――


彼女に気に入られれば、自分も自動的に上の世界に近づける。


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