生きる。
東京。
その後、入退院を繰り返し、15歳の冬、姉と東京は北千住に移る事になった。
元々主治医からは「家にいない方が良い」と言われていた。

姉もちょうどその頃体調を崩してて、仕事を辞めて東京に移り住むという事に。

姉も姉で援助交際をして生計を立てていた。
私は原宿でスカウトマンをやっていた。2週間で辞めたけど。

そこから私の援助交際生活復活。
そこでとても大切な人達に出会った。

渋谷で路上ライブをしていた二人組。
路上がある日は毎回渋谷に行った。
一人は結婚したそうだが、もう一人は音楽活動を続けている。
病気が治ったらまたライブに行きたい。

私は路上をしていたある人に片思いをした。
好きで好きでどうしようもなかった。

入院の為に一度地元に戻った。
そこで、電話で告白した。答えはもちろんNO。
わかってた。けれども泣いた。
その時は看護師さんに慰めてもらった。


私はライブが大好きだ。

東京にいた頃は、週一でライブに行っていた。

でも姉によく罵られていた。
精神的にも不安定だったのだと想う。

「あんたがいなければもっと楽だった」

と言われた。

日々「死ね」と言われた。

それでも私は姉が大好きだった。

そんな姉が、8月に妊娠が発覚した。
もちろん父親は解らない。
それでも姉は産む決意をした。

母は強し、と想う。

私は本当は援助交際なんてしたくない。
それでも、どうしても引越し代が6万円必要だった。
最後の最後だ、と想って私は頑張った。
一週間で6万円用意した。

そして私と姉は地元に帰った。
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