君の幸せは?
序章
あたしは、君に恋してるだけで幸せだったんだ――・・



君に恋してから君という海に溺れた。
いつもいつも手を差し伸べてくれる人はいなくて。


そこから逃げ出したくても逃げ出せなくて。
でも、逃げようと思ったら、いつでも逃げ出せるのに。


いつまでも君の事を想ってしまう。いつまでも君の事を諦めきれない。
たとえ、君が振り向いてくれなくとも。たとえ、君が他の人を見ていても。

君に何回も何回も恋をして、そのたびに苦しくて辛くて悲しくて。
胸が張り裂けそうで。君に恋をしなかったらこんな想いもしないだろう。



きっとあたしは君に恋をしている限り、君という海に溺れたままなんだね・・・。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop