けいさつのお兄さん。〔BL【短編】〕
俺の気持ちは、高まるばかり。

それに優しすぎる。
お兄さんは、綺麗で優しくて…だから決めたお兄さんを堕とすことに。




お兄さんは、約束した通り来てくれていた。

3年生の代表で壇上に上がった時見えたんだ。

だから俺は、この時お兄さんを堕とすって決めたんだ。




「湊汰卒業おめでとう。」

「ありがとうお兄さん」
俺は、式が終わってすぐにお兄さんの元に向かった。だってお兄さんの声が聞きたかったから。

「お兄さんひとつ言いたいことがあるの。」

俺は、息を深く吸った。
「お兄さんが好き。だから、お兄さんを堕とすことにしたから。」

俺は、赤くなりながらも言った。

「頑張ってみれば?」

「え?」

思いもしなかった言葉が飛び出した。

「あと4日にしてやる。頑張れば?」

「お兄さん…」

「まあそれまでで墜とせなかったら知らないけどな」

俺は、お兄さんに抱き着いた。
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