黒の寵愛
でもある日、水の中で眠っていた私は大きなガラスが割れる音で目が覚めた

何かと思って目を開けたら私の体はカプセルの中から外に投げ出されていた

割れたのはカプセル
外に投げ出された私をカプセルの前にいた男の人がお姫様抱っこで受け止めてくれた

いきなりの展開でビックリ
『な…に?』

「此処からやっと出してやれる」

初めて間近に聞いた男の人の声は低くて静かな心地よい声だった

そこに凄い速さで部屋に緑色の髪で優しそうな目の眼鏡を掛けた細身の男性が滑り込んできた

「えっーー!?
確かにその子を出して良いって言ったけどなんでガラス割るの!
普通に出そうよ」

白衣を着た眼鏡の男の人が青い顔をして黒髪の人を注意していた
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