私こそ光る☆君~番外編②~
「それで、問題はどんな文面で彼女を誘うかだね」

「おまっ……」


割り込んできた由依より低い、それでいて依然高めの声に反射的に振り向けば、恐ろしい程の笑顔が迫っていた。


どっから湧いてきやがった、紫水!!

迸る色気と怖気(おぞけ)に言葉が出なかったわけじゃない。


断じて違う。

紫水の笑顔のあまりの気色悪さに呆れ返っていただけだ。



「……手伝う?」

「いらねーよ、つか揃いも揃って気配消して近寄ってくんじゃねぇ!!」


急にふら~っと現れる奴が3人目ではもう驚かない。

清龍はどっちかっていうといつも居て居ないようなもんだし。



【Rainbow Garden】集合。

光だけ居ねーけど。


先月、新人アイドルのグランプリを獲ってから光だけ別行動が多くなった。

現に今日も俺たちは学校、あいつは仕事に出ている。


グランプリ以前も何かと別行動が多かったし、普段からしていつも一緒の仕事をしているわけではないが。


ここ3週間ほど、会っていない。


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