はじめてのオトコ。
待っている間は…引越に向け、一心不乱に不要品を処分していた。

みるみる積み重なるゴミ袋、私の心も一緒に棄ててしまいたかった。

―ノックを無視してしまった。一呼吸、またコンコン。

正直、どう切り出せば良いか…ネットを駆使して探していた。

自尊心を傷つける一言も、解決策も見つけ出す事は出来なかった。

仕方なくドアを開く。
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