ひっきーの救世主✝

2章 スキの気持ち

学校に通って早二週間。
私の友達は3人に増えていた。
最初にできた、星ちゃんと
男子の優輝と達也。
3人とも面白くて喋ってると楽しい。
なんだかんだ、私が休まなくても
助けてくれる人はいたのかもしれない。


「おーい!帰るぞ―!」
そして、私の救世主。
篤志。
「うん、今行くよ!」

今日は、帰る途中の公園で
寄り道していくことにした。
私はブランコに走ってかけよる。
「篤志ー!おいでよ!」
「うん!」
篤志がいつもの笑顔で笑って
隣のブランコに飛び乗る。
ドキンッ―
え?え?え?え?・・・?
なにこれ。
ドキドキドキドキドキ・・・。
え、なんか心拍数ヤバいよ・・・
「梨乃ってさー、スキな人いないの?」
「え?ええ?スキな人?わ・・・わかんない。」
急になに・・・?
「ふーん、そっか。あのさ、最初に会った時に僕が言ったこと覚えてます?」
「へ?なんのこと?」

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