囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
「…持ってないよ?」
返して貰えると喜んだあたしの耳に届けられたのは、西館くんの愉しそうな声音だった。




「んなことより。さっきの少しはドキッとした?」
「な…。するわけないでしょ、変態!」




西館くんはあたしのミニスカートの中に手を入れて、あたしの弱いところを弄った。




「じゃ、これはどう説明するの。お姫様?」
「そ、れは…」

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