オークションの悪戯-イタズラ-

やきもちヤキモキ。

まぁいつも通りチカチカする

シャンデリアと目を合わせながら

眩しくて瞬きする。

そしたらコンコンと

ノックが聞こえる。

「はーい」

「お前、緊張してるだろ」

そこには暁人さんの姿があった。

「あ、暁人さん、こんにちは

お休みなさいっっ」

先週のことで顔見れなくて

布団に潜る。

「コラ、憂子サン?」

ね、寝るんだから!

無視なんだから!

暁人さんが黙っているはずもなく、

勿論の如く寝込みを(?)

襲われております。

む、無視!何されてもっっ!

そしたら急に顔を触られる。

頬を伝って唇をふにふにされる。

「この口、舌入れて

イカせてやろうかな〜ぁ?」

駄目だ、暁人さんならやり兼ねない!

「暁人さん、降参です。

どいてもらえますか」

「はい、どきますで

俺がどいたことある?」

確かにないな、絶対。

というかいつまで私の唇

ふにふにしてんのーー!!




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