赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
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「ではキサラ様、私はこれで。お休みなさいませ」

メルリナの部屋から戻ってきて、夜着に着替えるキサラの手伝いをしたセラはそう言ってお辞儀をする。


「はい。お休みなさい」

敬語や様付けされることに慣れないキサラは困り笑顔で返した。


元はただの村娘だが、伯爵の妻になるのなら敬語や様付けは毎日のことになるのだろうと思って気にしない様にしていた。

でも、やはりどうしても慣れないものは慣れない。
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