赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
本で様々な知識を得ていたとは言え、全ての教養を身につけられるものでは無い。

伯爵家に嫁ぐ者として、教養の授業を受けるというのは最もだとキサラは思った。


「テーブルマナーは問題無い様でしたので省きますが、言葉使いも少し直さなくてはならないところがございます。あとは楽器の演奏など……」

ダンテの説明を聞きながら、思っていたよりやる事が多くて途方に暮れそうになる。

だが、このまま城に居続けるならば遅かれ早かれ覚えなくてはならない事だ。


とにかく頑張ってみようと決意した。
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