赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
太陽の光を避けて何とか執務室に来れた。

カーテンを締めきればそれ程辛くは無いため、蝋燭《ろうそく》の灯りだけで執務をこなしていく。


休憩も取らずに頑張れば、昼には急ぎの仕事だけでも終わるはずだった。

なのに……。


(何であの娘のことが頭から離れないんだ!)

仕事にすら支障をきたすキサラの存在が疎ましく感じた。


払い除けては蘇り、また払い除けては蘇る。

ウンザリした。
< 161 / 438 >

この作品をシェア

pagetop