赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
店に行けば、御者が取り付いでくれるので必要性も無い。

これからも自分があの女たちの名前を覚える事は無いだろう。


そんな事を考えていると、外出の準備は終わってしまった。

(さて。本当に何処に行くか考え無くては……)


黒髪の娼婦はここ何日か連続で通っている。

血を吸う量は少なくても、流石に毎日となれば命にかかわる。

今日は流石に他の女の所へ行かなくては。


面倒だと思いながらも、今日行く場所を考えながらジュークは城を出て行った。
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