赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
通常であれば自分には縁の無い場所に今来ている。


外に出てきたというハラハラと、初めての場所に来てしまったドキドキでキサラは物凄く緊張していた。

緊張で周りを見る事も出来なくなる。


きっと今ここで放り出されたら城に帰る事は出来ないだろう。

それを考えるとぞっとした。


(やっぱり来なきゃ良かったかも~)

半分泣きそうな気持ちでそう思う。
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