赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
それにベッドの下に落ちる際、ジュークが下敷きになってくれたため痛くも何とも無かった。


「うっ……。何だ?」

起きたジュークは体を打ち付けた痛みからか顔を歪ませている。


「おはようございますジューク様。朝です」

ベッドから引きずり落とした張本人のセラは、まるで気にしていない様で淡々と告げた。


「朝? ……っ!」

寝ぼけた様子で首を巡らせたジュークは、自分の上に乗っかっているキサラを見て息を止める。
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