赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
隣で目を閉じて横になっているジューク。
もうそれはいつもの光景になっていた。

ただ、今日はいつもより眩しさが倍増している様だとキサラは寝ぼけながら思う。


眩しくて、ギュッと目を閉じ体を反転させる。

いつもならそれで眩しさは軽減されるのだが、今日に限っては真逆だった。


(眩しいっ!)

更に眉間にシワを寄せたキサラは、眩しさの原因を確かめようと薄っすらと瞼を開く。

眩しさに目が慣れると原因はすぐに分かった。


今日に限ってカーテンが閉められていなかったのだ。
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