君の声がききたい
………あ。

奏の学食…3色丼だ!


奏の前のテーブルに置かれた、学食は…私たちが、売り切れで食べられなかった3色丼だった。




「なに?」


奏が私の顔を覗き込む。

私はノートに向かって、ペンを走らせた。




《3色丼!私たちが行った時は、もう売り切れだったの〜》


私がそう書くと…奏はすぐにノートに返事をくれた。



奏が使っていたペンは…私が前にあげたピンクのペン・・

女っぽいペンなのに…使ってくれてるんだ……

胸がドキドキと高鳴った。





《そうなんだ じゃあこれ食う?》


え…


奏はそうノートに書いて、自分の3色丼を指差した。



《そんな…悪いよ》

《いいよ 食えよ お前のと交換してやるよ》


………!

奏は自分の3色丼と、私の鯖の味噌煮定食を、目の前で交換する。

そして再び、ノートに向かって書き始めた…




《鯖の味噌煮食いたかったんだ》


そう言ってふわっと笑う奏。

その笑顔に…ドキドキしてしまう……



《ありがとう》


ノートでお礼を言う私。




ぐしゃ




すると奏は、私の髪をぐしゃっと撫でる…
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