お嬢様は執事様!




「実は僕、女性が苦手でさ…

近くにいるだけで鳥肌がたつんだ。

それでこの期間だけ女装して執事と

過ごすようにしてるんだ。


…男はメイドと過ごす決まりだからね。」





女性とかメイドとかの単語を

口にするだけで辛そうな葵様。


そうとう苦手そうです。




ごめんなさい、あたし女です。


あたしは今すぐ土下座したい

衝動にかられた。



とにかく謝っとこ…。


「ごめんなさい。」



「? …なんで君が謝るんだ?」


もちろんなんであたしが謝るのか

わからない葵様は不思議な顔をしてる。



漫画とかだったら頭の上にいっぱい

クエスチョンマークが浮かんでる

場面だろう。







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