お嬢様は執事様!
「えっ? 瑠奈は執事がいいのか。
ぅーん、執事学校は…、
まぁいいか。」
パパはブツブツいってたけど
そんなことあたしの耳には
届いてなかった。
「よし、じゃあ出発は来週だ。
イギリスだからしっかり準備
しとくんだぞ。」
「わかった!
イギリスかぁ、三年ぶりだな。」
この時のあたしは執事学校で
これから起こることを何も知らず
イギリスということに浮かれていた。
それから1週間後の
今日に至る。