恋。ときどき雨



「・・・ゃ、美弥、起きろ」



「・・・・・・う、・・・ん・・・・・・」



寝ぼけながら前を見ると

智樹が起こしてくれてた



「もう昼休み。腹減ってないか?」



「う、ん・・・お腹すいた・・・」



「昼飯買ってくるから、屋上に

 行って待ってろ」



「屋上?立ち入り禁止なんだけど」



そう言うと、智樹が小さく微笑んだ



「人が少ない方がいいと思って。

 先生に頼んだんだ」



「・・・ありがとう」



「先に行ってろ」



「うん。わかった」



ベッドから出て、廊下に出る



「美弥」



「・・・玲奈・・・」



「ちょっといい?」



「・・・・・・うん」
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