恋。ときどき雨



そんな由姫の言葉を無視してベランダから

玲奈の家のベランダに飛び移る



高さ4m。距離1m。



私にとっては、楽勝



「こっちがドキドキする~」



「大丈夫。私は落ちない」



「その根拠はどこから来るの?」



その言葉に振り向くと

少し怒っている玲奈がいた



「あ、玲奈おはよう」



「・・・またベランダから?」



「Yes。ケンカ、玲奈の勝ち」



「やっぱり?まぁ、適当なんだけどね

 ってか、そこから来るの、やめて」



優しく微笑む玲奈

怖い、鬼だ



玲奈に怯えながら

小さく微笑む

玲奈は咳払いしながら言う



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