激しく愛して執事様 SWeeT†YeN ss集


「っこわ! また椅子に縛り付けるつもりね……でもね柏原。本当のこと言うと雨の日はおばあ様こと思い出しちゃって辛いのよ」



 ベッドの上で俯く彼女をそっと抱きしめた。



「大丈夫、貴女には私がいます」



 腕の中で彼女が小さく頷く。



 降り頻る雨でその涙を隠す事ができるなら、雨の間はいっそのこと沢山の涙を流せばいい。




 それを見守るのが私の役目でございますから……







「さ、遅刻する前に出発しましょう。朝食は車の中でお召し上がりください」



「わっ! 自分で歩くから担がないで! 悪魔! 腹黒! 危険よー!」




第14話へ続く




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