狂い咲き


愛狂『陽平?聞こえないの?おはよう』


低い声で陽平にそう言った



陽平の前髪は引きちぎれそうなほど引っ張りあげられ、顏を歪めていた。



陽平『おは…よ…う』


弱々しく挨拶をすると、手を離して微笑んだ



愛狂『挨拶はちゃんとしてね!じゃないと、酷いことしちゃうから』


愛狂はニコッと笑い、立つと


愛狂『あっ』


と陽平にむきなおし


チュッ


と軽いキスをして部屋を出ていった
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