笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
わたしはみどりに
全部話した

先生の部屋で
パーティーした事

先生がわたしを
好きだって
言ってくれた事

先生の家に泊まった事

先生に抱かれた事

自分にとっても
現実なんだと
言い聞かせるように

『夏海の幸せそうな
顔見て、安心した』

みどりが微笑んでいた

『でも、これから
大変だね。
受験とかあるし
みんなには
言えるわけないし』

『正直、わたしも
怖いんだ
これからの事』

沈黙が流れた

『たぶん、今まで
以上にみどりには
お世話になるかも』

わたしの言葉に
みどりは笑いながら

『夏海が幸せなら
それでも構わないよ』

と言ってくれた
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