あくしゅ。

意外な訪問者

穏やかな日曜日。


里美は

なかなか出来ずにいた掃除をし、

綺麗になった部屋で一息ついていた。


「ふー。片付けると気持ちいいな」


アイスコーヒーを飲みながら、

のんびりと時間を過ごしていた。


―――ピンポーン


インターホンが鳴った。


新聞の勧誘だろうか?


それとも宅配便?


里美は返事をしながら玄関を開けた。


そこにはスーツを着た

背の高い男性が立っていた。


「あ……。ト、トムさん……」


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