あくしゅ。
全ての準備を終え、

里美は由香と一緒に選んだ

ジェイクへのプレゼントを

大切に手に取った。


プレゼントには

1通の手紙が添えられていた。


実は里美はプレゼントを買った日に、

ジェイクへの想いを

便箋に綴っていたのだ。


「喜んでくれるといいな……」


里美の精一杯の想いが詰まった

プレゼントを持ち、

会場へと向かった。


自宅から会場までは

電車を乗り継いで2時間程。


その間、

里美はジェイクについて色々な想像をし、

さらに気持ちを高めていった。


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