あくしゅ。

2回目のイベント

バースデーコールから月日は流れ、

最初のイベントから

1年半が経とうとしていた。


その間、

ジェイクに会えるイベントは

あったのだが、


仕事の関係で

どれも参加できなかった。


3ヶ月に1回届く会報やインターネット、

台湾系の雑誌などで

ジェイクの情報を得ていた。


“あの電話で

ジェイクは何を

伝えたかったのだろう……”


里美はずっと考えていたのだが

答えは全く出てこない。


モヤモヤが大きくなるだけで、

スッキリすることがなかった。


仕事が終わり、

里美はいつもの様に家へ向かっていた。


ハリのない生活にうんざりしている。


「はぁ……」


深い溜息。


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