初恋-はつこい-
「痛ッ」


お尻を強く打ったのか、

じんじんと痺れている。


「菅野、大丈夫か」


「う、うん。大丈夫」


圭輔に心配させまいと

真由は平気なふりして

ゆっくり立ち上がろうとした時、

横を風が通り過ぎるのを感じた。


真由は身なりを整えてから、

「香坂君」

と呼んだが、

なぜか圭輔の返事は

聞こえなかった。




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