Sweet Life
今日は始業式だけだからHRが終わったら下校。
唯ちゃん達と帰ろうと下駄箱へ
みんなは
「火浦先生って笑わないけどかっこいいわよね」
「ね~」
とか何とか盛り上がってるけど
「菜摘、どうしたの?やけに静かね」
「えっ?」
「具合でも悪い?」
みんなが心配そうに
「ううん、元気だよ、大丈夫」
「ならいいけど…ね、菜摘はどう思う?」
「何を?」
「聞いてなかったの?火浦先生よ」
火浦先生?
「かっこいいでしょ?あんまり男に興味ない菜摘でもイケメンだと思うでしょ?」
「あ、うん」
「そうよね。ハハハ…だけど杉下君が心配するかな」
「へっ?」
何で?
「何を言ってんのよ。杉下君、菜摘のことが好きじゃない」
「はぁ?じ、冗談」
杉下君は中学から一緒。
確かに仲はいいけど
「あ、火浦先生」
私達がお喋りしていて気がつかなかったけど正面に火浦先生がいた。
「火浦先生、さよなら」
「ん」
挨拶すらしない。
何、あの態度。
みんなも
「無口よね~」
なんて言ってるけど…決して無口じゃないし。