Sweet Life



「…ゥ…ゥ~ゥゥン」


その夜


珍しく数学の予習はお休みに。


でも…


ベッドで課外授業が


「相変わらず感じやすいな」


「ば、馬鹿!ァ~ァァァ~い、いやぁ~」


樹の唇が熱を帯びた処を…


「甘いな」


「へ、変態」


「ククク…その割には感じてる。お前の方がスケベだな」


「ば、馬鹿!い、言わないでよ…ハッハァ~も、もう止めて~」


下腹が何だか疼いて…熱をもって…熱い。


身を捩るんだけどしっかり押さえつけられてるから動けない。


「た、たつき~お、お願い」


「ん?何?」


分かってるくせにわざと言わすんだもん。


「お、お願いだから~」


「だから何が『お願いだから』なんだ?言わなきゃ分からないだろ」


私の目を見て…


でも指は敏感な処をずっと


耳朶を噛みながら



「菜摘、言わないといつまでもこのままだから」


指は激しく動いている。


「菜摘、そんなに締め付けんな」


言葉苛めを…


「菜摘…どうすんの?指だけでいいのか?」


「た、たつき~意地悪しないで」


もう私は変になりそう。


「たつきをち、頂戴。お願いだから」


「フッ そんな目で見んな。我慢できなくなる」


目に溜まった涙を唇で拭い


「あっ…アァァァ~た、たつき~」


一気に樹が…




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