Sweet Life



先生と付き合うようになって数ヶ月が過ぎた。


何とか学校にもバレずに。


着任して来た当初は無口なイケメンとして人気もあったけど何ケ月かして…『数学の鬼』と言う恐ろしい渾名がつき殆どの生徒から恐れられている。


初めは何人か、いや、何十人かの女子が告ったみたいなんだけど…


あの眼鏡の奥の冷たい目でギロッと睨み


「そんなくだらないことに時間を費やしてる暇があるなら勉強しろ。時間が余ってんなら特別にプリントをプレゼントしてやろうか」


と。


これで大抵の女子から怖がられ『鬼』と言う甚だ物騒な渾名を頂戴したわけ。


まぁね、そりゃモテない方がいいんだけど…


ちょっとやりすぎだよ。


私が然り気無く言うと


「ほう~じゃあ俺がモテた方がいいのか?お前以外の女にこんなことしてもいいのか?」


と言いながら口づけを。


「…ゥ…ゥゥン」


樹のキスは深まり…好き放題してる


「…ファ…ゥン」


自分の声とは思えない甘い声が…抑えようとしても勝手に洩れる。



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