Sweet Life
樹が目を開けて
「さばさばした奴だな」
また文句言ってるし。
だって時間が勿体無いよ。
「あ~分かった。そんな目で見んな。行くから。行けばいいんだろ」
やっと立ち上がった。
うん?
「ね、樹」
「ん?」
「そんな目ってどんな目?」
「ん?何か恨みがましいジト目」
「……」
な、何よ、それ?
「さ、行くぞ」
私の腕を取って
「あん、待ってよ」
口紅くらいさせてよ。
「早くしろ」
口紅を塗りながら
本当に勝手なんだから。
これからもずっとこんなのかしら?
長い一生思いやられるわ。
「お待たせ」