Sweet Life




「誰が」


「だ、誰でしょうね。ま、わ、私の旦那様でないことだけは確かね。私の旦那様 はそれはそれは優しくてイケメンで非の打ち所がない素敵な人だもん」


自分でもよくもまぁ、これだけペラペラ言えるもんだわ。


やっぱり防御反応が働くのよね。


「お前…よくそんだけ白々しいことを言えるな」


呆れたような顔で私を見て


「俺、着替えてくるからこの問題解いとけ」


プリントを一枚机に置いて部屋を出て行った。


あ~疲れた。


プリントを見て…再び疲れた。


何でこんな難しいのばっかり出すのよ。


また頭が痛くなるわよ。


でも解かないと…


――








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