Sweet Life

其の一




晩御飯を済ませ


「樹」


「ん?」


「私、気づかなかったけど…樹お酒飲むんだよね?ごめんね。ご飯の時にビール出さなくて」


「ん、風呂あがってから飲むから気にすんな。第一飲みたかったら勝手に飲むから」


「うん。あ、お風呂沸いてるわよ。入ったら?」


私を見て


「ん、じゃあ入るか」


ソファーから立ち


「どうぞ」


「お前も一緒に入んの」


「…は、はぁ?」


こ、この人は今…何て言いました?


「菜摘」


「は、は、入りません!」


入れるわけないじゃないですか。


「キ、キャッ!」


腕を引っ張られ連れて行こうと


「た、たつき~いやだぁ~嫌だってば~」


足を踏ん張る。


「一緒に入んの嫌か?」


「恥ずかしい」


「恥ずかしいって俺等夫婦だろ」


『夫婦だろ』って言われても


「だ、だから…いくら夫婦でも」


顔は赤くなり


「クククク…お前のその泣きそうな顔…そそるんだけど」


は、はぁ?


な、泣き顔にそそるって…


「た、樹の変態、どS」


「変態…どS?」


あっ!言っちゃったよ~



< 67 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop