てがみ~未来への約束~
「そんなこと、ないよ。

 僕の方こそ、ダメなんじゃないか」


今度は私が首を横に振った。


「ううん。

 私はかーくんがいいの。

 かーくんじゃなきゃ、ダメなの」


全身に熱を帯ながら、

全力で気持ちを伝える。


すると、

かーくんはゆっくりと私へ近付き、

ふわりと抱き締めた。






< 269 / 274 >

この作品をシェア

pagetop