てがみ~未来への約束~
「プハーッ!

 やっぱりつぐみちゃんのお酒は

 すっごく美味しい!」


「は、はぁ……」


もう十分お酒のお相手もしたし、

羽村さんには別の場所へ行ってもらいたい。


でも、そんな私のことなどつゆ知らず、

羽村さんは、

徐々にどっぷりと腰を低く

落としてしまった。


「ほら、つぐみちゃんの番だよー」


新入社員のツライところ。

先輩の誘いを断れない私は、

その後しばらくの間、

羽村さんにお付き合いすることになった。


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