龍王 【完】
しばらくして、戻るとマンションに着いた。

気分が悪くてふらふらすると支えてくれて部屋に戻り、ずっと一緒に入ってるお風呂をしてベットに入れば、斗輝が『寝ろ』と言うと、斗輝は買った本を見始めた。

えっ…

本は『初めての妊娠』って…書いてある。

私より、この子の事を考えてくれてるんだと思った。

「萌佳、その吐き気はつわりの症状のようだ。
心配はないみたいだ。ゆっくり休め。」

「うん。」

抱き締めてくれて寝た。

夜中何度か気持ち悪くて起きると、斗輝も起きて付き添ってくれた。

「大丈夫か?辛いな。」

ずっと擦ってくれて嬉しかった。

朝も作れなかったけど、2人で病院に行った。
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