龍王 【完】
「あぁ、だから、断ったさ。今回の事も、橘さんそうですよね…」

「はい。確かに本日、返事をいただきました」

「橘さん、お宅との取引を改めさせてもらう。これだけ、傷つけられたら、もう許せないですし…

南條も、本條もなるだろう…息子達が動くだろうからな。両社とも…」

「そんな…どうして」

「それは両社の息子が萌佳や息子の友人だからです。」

「「……」」

そこに、匠、真帆、來斗が来た。

「斗輝、どうなの?赤ちゃんと萌佳は。」

「萌佳の意識が戻らないとあぶない。」

「「「・・・・」」」

「3人に頼みがある。
もし、萌佳がダメな時は俺も逝く。だから、望の持ってる萌佳の遺書を公表してくれ…俺は親子3人で逝くから…」

わがままを叶えてくれ…頼む。
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