龍王 【完】
匠さんは部屋を出て行き、部屋には寝てる來斗さん、真帆、斗輝と、私だけ…

真帆は手料理作るらしく真剣に料理の本を見ている。

「真帆、今日は匠さん家?」

「うん。だからご飯何にしようかなって思って…」

「決まりそう?」

「いいなって思うと難しそうで…食べるのと作るのじゃ違うんだよね。
萌佳も、斗輝に作ってあげたら?」

「えっ…」

「食べたいんじゃないかな?斗輝も…私より、美味しかったもん。
もう一度、食べたいもん。萌佳のご飯。」

真帆は言うけど斗輝も食べたいと思っているのだろうか?

わからない…

前に泊まった1度だけだし…

気になるんだけど…

言えないもん。

周りを見ると斗輝も寝てた。
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