龍王 【完】
「あぁ…」

「倉庫には来るらしい。」

「家か?」

「多分な。」

斗輝と匠さんの会話の意味がわかんなかったけど、來斗さんが休むのは理解できた。

2人はずっと話していたから、私も真帆と話しながら校舎に入った。

「萌佳、昨日…」

言いかけてやめた真帆。

「私ね、昨日、斗輝に告白したよ。」

「う…嘘。」

「ほんとだよ。ずいぶん待たせちゃったけど…
この気持ち1ヶ月たっても変わらなかったし…」

「やっと両思いに、斗輝となれたんだね。」

『よかった~』とホッとした顔の真帆。

「ねぇ、真帆。真帆は匠さんとその~、えーと…付き合ってどれくらいでしたの?」

「エッチの事?」
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